投稿日:2017-06-03 Sat

去る五月、弊社会長で桐屋田中3代目田中長榮が逝去致しました。
3代目は昭和3年に桐たんす職人の家に生まれ、祖父からたんす作りを学び家業を営んでおりました。
そんな3代目に昭和30年代大きな転機が訪れました。
そのたんす作りの技術を評価され高島屋と取引することになったのです。
それ以降売上は大きく増加。製造においては新潟加茂の産地を指導し取引を開始。
生産能力も飛躍的に拡大しました。
その後もその商品力・企画力により他の大手百貨店、大手呉服店など多くの取引のオファーが殺到し桐屋田中はピーク時年商12億と桐たんす専門店として名実共に日本一を誇る会社となりました。
3代目は常々「伝統工芸とは同じものを作り続けることではない、時代に合わせてお客様のニーズ
に合ったものを作っていく努力と技術革新を続けなければならない」と申しておりました。
そのDNAは今日も生き続け、桐屋田中は常に新しい桐製品の提案と新しいショップの展開を続けております。
私たちは先代のその偉大な功績を称えるとともに、その遺志を引き継いでまいります。
今後桐屋田中の新たな展開に是非ご期待下さい。
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